台湾エバー航空 3月からデイリー運行
update 2014/12/13 10:08
台湾のエバー航空は12日、現在週4往復している函館−台北線の定期便を来年3月29日から、毎日1往復のデイリー運航にすると発表した。12年秋の定期便就航以来、台湾人観光客の利用が増加、搭乗率も高く今後も需要が見込めると判断した。同社は旭川線の定期便の運休を決めており、函館線の利用はさらに増加しそうだ。
函館−台北線を運航するのは同社と復興航空の2社。同社は週2往復で運航を開始。需要の増加に対応するため、週4往復まで増やしてきた。北海道、函館人気は依然として高く、月に約7000人が利用。搭乗率は高い月で80%台後半に及び、平均でも80%に迫るなど高い水準を維持している。
来年3月29日からは火、木、土曜も運航する。使用する機体はこれまでより小型で252席から184席に減るが、週の提供座席数は増加することになる。
同社の道内路線は現在、新千歳、函館、旭川の3空港だが、来年2月26日で旭川線を運休することを決めた。理由は明らかにしていないが、新千歳、函館線の運航に注力するためとみられ、函館側としては旭川線を利用していた客の分も取り込めそうだ。
函館市港湾空港振興課は「函館観光にとって大きなプラス材料。毎日運航することで来てもらいやすくなる」と歓迎。函館山ロープウェイは定期便就航から台湾人観光客の利用が大幅に伸び、今では台湾人観光客が全体の5分の1を占めるまでになった。同社の桜井健治専務は「これまで続けてきた誘致活動が大きく花開いた。ロープウェイにとっても台湾は大事なお客で、もっと増えることを期待している」と話した。
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