函館どつくでことし最後の進水式
update 2014/12/9 10:16
函館どつく(函館市弁天町)で8日、ことし最後の進水式が行われた。市民ら約350人が詰め掛け、本年度5隻目の新造船「オーシャン・ラリー」(2万1550d)の雄姿を見守った。
新造船はパナマの海運会社「スター・バルク・キャリア・カンパニー・エス・エイ」が発注した全長180b、幅30bのばら積貨物船。燃費性能を向上させたエコシップで、同社の親会社にあたる名村造船所(大阪)と共同で、10月20日から同船の建造を進めてきた。函館どつくでエコシップを手掛けるのは3隻目。完成・引き渡しは来年1月下旬を予定している。
進水式では船をつないでいた手綱が切られると、巨大な船体がゆっくりと海に向かって進みだした。記念のくす玉が割られ、紙テープをなびかせて海に滑り出す姿に、観客からは歓声が沸き起こった。
この日は、北海道海事広報協会(小樽市)が、船に親しんでもらおうと、函館市内の小学校3校の児童約130人を招待した。日吉が丘小5年の岩船陸空君(11)は「進水作業を初めて見ることができ、おもしろかった」と笑顔で話していた。
同社は、来年2月の進水に向けて、新造船1隻を現在建造している。
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