青函コラボの「日本酒」人気
update 2014/12/8 10:14
函館市大手町の高級ホテルリゾートHAKODATE男爵倶楽部(斉藤将嗣支配人)が青森県弘前市の白神酒造(西澤誠社長)と共同開発した日本酒が、人気を集めている。2015年度末に開業する北海道新幹線を見据え、地域資源の掘り起こしに力を入れる同ホテルが、函館商工会議所を通して同酒造にラブコールを送り、商品化を実現。斉藤支配人は「今後も青函圏の企業と連携し、独自商品を開発していきたい」と意欲を見せている。
同ホテルは、5月にプライベートブランド「男爵セレクション」の開発に着手。日本酒は第1号のサイダーに続く2作目で、9月から販売を開始。これまでにコーヒーを含む3品の提供を行っている。市外の企業と提携するのは白神酒造のみ。
商品化する品目は、同ホテルの社員から幅広くアイデアを募集。日本酒の案を出し、採用された社員は、酒蔵を求めて函館商工会議所に相談。道南の企業との連携を探っていた同酒造を紹介されると、自ら現地に赴いて交渉を行い、タイアップ商品の販売にこぎつけた。斉藤支配人は「商品に対して愛着が湧き、お客様へさまざまな情報が提供できるので、おもてなしの向上にもつながる」と話す。
日本酒の容量は180_gで、山廃純米酒(432円)・純米吟醸酒(540円)・純米大吟醸(648円)の3種類。酒米には、青森県産の「華想い」「華吹雪」などを使用している。白神酒造の西澤社長は「新幹線開業で、函館市場はにぎやかになる。道南から酒蔵の見学ツアーで多くの客が訪れるなど需要が見込めるので、これを機に北海道へ進出したい」と意気込みを話す。
同ホテルの宿泊客からの人気も高く、3種類の酒の味比べをし、土産物としてまとめ買いする客が多いという。斉藤支配人は「ギフト商品としても喜ばれると思うので、観光客だけでなく市民にもぜひ手に取ってもらいたい」とPRしている。問い合わせは同ホテル(TEL0138・21・1111)へ。
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