タイの航空2社 視察へ…市経済再生会議

update 2014/12/8 10:13


 地元以外から有識者を招き、函館市の経済振興策を検討する市経済再生会議が7日、函館国際ホテルで開かれた。来年4月の工藤寿樹市長の1期目任期満了に伴う最後の会合で、主に外国人観光客の誘致策について意見を交わした中、同市長は来年1、2月にタイの航空会社2社が函館視察に訪れると明らかにした。

 同市長は冒頭あいさつで、11月に行ったタイでの観光客誘致活動に関し、新千歳空港に週7便運航しているため「対応が昨年からがらりと変わり、北海道人気に火が付いた。非常に有望な市場」と強調。来年1月と2月にエアアジアとタイ国際航空の函館視察が決まったとし、函館特集を放送するため2月に訪れるタイ国営放送と合わせて「こちらで経費を持つことを考えている」と述べた。

 意見交換で、中京大学経済研究所研究員の内田俊宏氏は北海道新幹線開業に関し、「スマートフォンで外国人観光客が情報を入手できるソフト面を充実させ、開業時の利便性を高めていく必要がある」と指摘。また外国人誘客に向け、青森や札幌を絡めた商品づくりの重要性を挙げ「滞在拠点が函館になるようなパッケージづくりを」と求めた。

 また、デザイン会社「コボ」(本社=名古屋市)の山村真一社長は、JR北海道が開発を進めるDMV(デュアル・モード・ビークル)を活用した新交通システムを提言。「市電のない住宅地を走ることで、市民の足として非常にいいのでは」と述べた。

提供 - 函館新聞社

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