地上の星輝く、五稜星の夢始まる

update 2014/11/30 10:31


 ことし築造150年を迎えた国の特別史跡・五稜郭跡を、電飾で星型に浮かび上がらせるイベント「五稜星の夢(ほしのゆめ)」(実行委主催、五稜郭築造150年祭協賛)が、29日に始まった。五稜郭タワー展望台を訪れた人たちは、ライトアップされた五稜郭を眼下にし、驚きと感動の声を上げていた。

 昨年に続く開催。堀の内周(約1・8`)に取り付けた約2000個のイルミネーションで、夜の函館に美しい星型を浮かび上がらせた。ことしは電力事情や料金値上げを考慮し、点灯時間を例年より1時間早く繰り上げている。消費電力の削減はおよそ1割ほど。

 点灯式は花火とともに五稜郭跡の内堀をライトアップ。冬の風物詩となっている温かみある光景に、会場からは「きれい」「すごい」との声が上がった。

 山形県天童市から訪れた主婦・島沙織さん(26)は「とてもきれいで、五稜郭の大きさや形が良く分かる。雪が降ったらもっと美しいと思うので、その姿も見てみたい」と話していた。

 イベントは来年2月28日まで。点灯時間は、午後5時〜同8時。元日は通常点灯に加えて、午前5時〜午前8時も特別点灯する。

提供 - 函館新聞社

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