ゲームで教育支援、未来大生がプロジェクト
update 2014/11/29 10:22
公立はこだて未来大(中島秀之学長)の3年生12人が、ゲームを利用して教育を行う「ゲーム・デ・エデュケーション」プロジェクトを進めている。ゲームの力で子どもの学習の理解を促す狙いで、ゲームでの学習後にテストの点数が上昇するなど成果も現れている。
本年度のプロジェクト学習で、茶谷浩基さん(21)がリーダー。脳波チーム5人、ジェスチャーチーム3人、クイズチーム4人に分かれており、8月に東京でワークショップを行い3チームが開発したアプリを提供。9月には、プロジェクトを担当するバゲンダ・ドミニク准教授の母国ウガンダを訪れ、小学生が中学校へ進学するための資格試験の理科学習をiPadアプリで支援した。
函館赤川小では、5年生を対象に今月13日に脳波チーム、同20日にジェスチャーチームが授業を行ったほか、12月4日にもクイズチームが授業を予定。このうち、ジェスチャーチームはタッチレスコントローラー「キネクト」を使い、血液循環と植物育成という理科の学習ゲームを開発し、効果測定を行ったところ、学習前との比較で血液循環ゲーム(8点満点)は平均1・65点、植物育成ゲーム(9点満点)は同2・65点、それぞれ点数が上がった。茶谷さんは「ジェスチャーを取り入れることで、子どもの印象に残りやすい」と話す。
担当する角薫教授(メディア情報学)は「ゲームは子どもたちが喜んで取り組めるほか、ビジュアル面で深く印象に残る。学習後に点数が向上する効果も見られた」と成果を強調する。
この活動は、12月12日に未来大で開くプロジェクト学習成果発表会でも報告する。
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