来年の主役「未」ずらり 干支の置物づくり盛ん

update 2014/11/28 10:37


 函館市末広町14のガラス工房「ザ・グラススタジオイン函館」(水口議(はかる)代表)で、来年のえと「未(ひつじ)」をかたどった置物作りが盛んだ。職人による緻密で丹念な仕事で、輝く愛らしい姿が完成している。

 水口代表(62)と長男の竜弥さん(35)が息の合った技を繰り出し、1日に2時間ほど作業している。水口代表は約1200度で溶けたガラスを炉から取り出し、細かく切った金箔(きんぱく)と銀箔をくっつけた後、量を増やすためもう一度ガラスを巻き取って体を整形。顔やしっぽ、角は別パーツで表現、10分ほどで出来上がった。

 作業は10月中旬から始め、年末まで大小500個を作る予定。水口代表は「各家庭に飾ってもらい、幸せに1年を過ごしてもらえたらと願いを込めている」と話す。毎年買い求めるファンも多く、この時期の定番商品となっている。

 価格は体長8aのSサイズが2484円、同12aのLサイズが3780円。問い合わせは同工房(TEL0138・27・1569)へ。

提供 - 函館新聞社

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