アクセス列車 新幹線と一体感 愛称を募集

update 2014/11/21 10:06


 JR北海道は20日、北海道新幹線新函館北斗駅と函館駅を結ぶアクセス列車の概要を発表した。車両は札幌圏で運行している快速列車「733系」がベースで、ロングシートタイプとした。デザインは新幹線H5系と一体感を持たせるため、側面にパープルのラインを入れるなど工夫を凝らした。

 同区間は17・9`。同社は運行の詳細については明らかにしていないが、アクセス列車は20分を切り、17分で運行する見通し。1編成3両を4編成製作し、2015年秋の完成を目指す。3両合わせて441人乗り。座席はロングシートで、7割ほどが立ったまま移動することになる。

 車両は札幌圏の学園都市線や千歳線などで使用している733系電車がベース。デザインコンセプトは「新幹線との連携、一体感」とし、H5系と同じパープルのラインをあしらうほか、同社のカラーのライトグリーンも添える。

 また、新幹線を降りて函館に向かう乗客に北海道らしさをアピールするため、車内デザインは本道の豊かな自然と函館の異国情緒をイメージ。シートを草原のグリーン、ドア部分を函館のレンガ倉庫や修道院を想像させるレンガ色としたことも特徴。同社は「乗降口のステップをなくすほか、車いすでも利用しやすい大型トイレを設置するなどバリアフリー化を進めた」とする。

 同日から愛称の募集を開始。12月20日までに申し込む。応募方法など詳細は同社のホームページ(http://www.jrhokkaido.co.jp/)に掲載している。

提供 - 函館新聞社

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