函館空港ビル売上高初のトップ10入り 全国ランキング
update 2014/11/17 10:25
信用調査会社の東京商工リサーチ(東京)がこのほど発表した全国の空港ターミナルビル経営会社の2013年度の売上高のランキングで、函館空港ビルデング(東陽一社長)が初めてトップ10入りを果たした。12年に飲食、物販部門の子会社を合併したことで売り上げを大幅に伸ばしたことが要因。道内空港では2位の北海道空港(新千歳)と函館空港だけがランクインした。
08年から経営動向調査を行っており、決算内容をもとに売上高ランキングをまとめた。経営形態が異なる成田、中部、関西空港を除いた全国のターミナルビル56社が対象。
函館空港ビルデングは前回12位から順位を2つ上げて初のトップ10入り。売上高は24億8690万円で、前年度に比べて26・4%増えた。12年12月に同空港の飲食・物販部門を担当する子会社「函館エアポート商事」を吸収合併したことから、土産物店とレストランの収入が加わり、売上高増となった。
同社は「コスト削減や営業を強化した成果。搭乗客数も増加傾向を続けており、物販収入の増加につながった」と分析。「空港内でイベントを開くなど集客アップに向けた努力も続けており、収益に結び付けていきたい」とする。
首位の日本空港ビルデング(羽田)は国際線の増便などを背景に売上高を伸ばし、前年度比6・2%増の1183億4300万円と、2位の北海道空港(473億646万円)を大きく引き離した。3位は福岡空港、4位は大阪空港だった。
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