函館産イチゴで「ビール」
update 2014/11/16 10:28
函館市恵山地区で生産されているイチゴ「はこだて恋苺」を使ったビール(発泡酒)が登場した。「いちごのはつ恋」の商品名で、はこだてビール(大手町)が製造。21日から市内や東京で販売される。関係者は「函館の新たな土産品として売り出したい」としている。
建設資材販売の大一興業(大越信幸社長)のグループ会社、リュド・フレイズ(同社長)と、同ビールを運営するマルカツ興産(柳沢政人社長)による共同開発。イチゴを使ったビールは道内では初めてという。
リュド社は2012年から恵山地区の市有地を借りて、温泉熱を利用した通年でのイチゴ栽培に着手。現在はハウス内で6万株を栽培している。12、13年は約4dの収穫にとどまっていたが、今年は5月から約20万dと安定してきたことから、イチゴを使った酒づくりを今春から計画していた。
果実入りビールは発泡酒として扱われるため、同ビールが9月に発泡酒の製造免許を取得した。高橋尚弘工場長が醸造を担当、9月以降試作を重ね、10月上旬に完成した。
冷凍保存したイチゴをふんだんに使用。解凍後にミキサーでペースト状にし、麦、ホップと混ぜ合わせて発酵。ビールの味わいを保ちながらイチゴの酸味を生かし、すっきりと飲みやすい味わいに仕上げた。「イチゴを使った他の酒は赤く着色した製品が多いが、イチゴは本来、中身が白いもの。着色料や香料は一切使わず、本物志向で作った」(大越さん)としている。
330_g入り瓶2700本を製造。1本640円(税別)。21日から同ビール(大手町)などマルカツグループが運営する市内、東京の8カ所と、函館空港で販売する。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。