梁川交通公園の人気回復、13年ぶり入園者3万人台

update 2014/11/12 10:11


 函館市は、今シーズンの営業を終えた梁川交通公園(梁川町24)の実績をまとめた。7カ月間(4〜10月)の入園者数は3万1650人で、2001年以来13年ぶりに3万人台を回復した。売り上げは414万7260円と、同じく13年ぶりに400万円台に到達した。市市民部は、今シーズン導入した新しいゴーカートが子どもたちに人気を集めたとみている。

 交通公園は小中学生に交通ルールを学んでもらう目的で69年に開設。開園当初から函館中央交通安全協会に業務委託しており、06年からは同協会が指定管理者となっている。

 入場者数は89年の5万3900人をピークに減少。収入はゴーカート使用料(1回60円)のみで、90年の614万円から年々減少が続き、近年は300万円台で推移。12年に行われた事業仕分けでは、廃止を含む見直しが必要と判定されていた。

 今シーズンは市が動力式ゴーカートを2台購入したのに加え、函館セントラルロータリークラブが動力式を3台、国際ソロプチミスト函館足踏み式を3台寄贈。最新のゴーカートを楽しもうと子どもたちが訪れた。

 また、今シーズンは新1年生にも浸透を図ろうと、初めての試みとしてゴーカート試乗券を新1年生に送付し、約240人の利用があった。

 市交通安全課は「6月に3週間ほど雨で稼働しなかった時期もあったが、ゴーカートが起爆剤になった。少子化で年少人口(0〜14歳)が減る中、魅力があれば利用が増えることを改めて認識した」とする。夏場には来園者への聞き取り調査も行っており、来年度は普段利用しない人へのアンケートなどを計画しながら、利用者増加に努めていく方針だ。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです