新ゴンドラで魅力アップ…函館山ロープウェイ

update 2014/11/8 10:25


 函館山ロープウェイ(本間秀行社長)は7日、新しいゴンドラ2基の運行を開始した。初日から大勢の観光客や市民が訪れ、新しいゴンドラの乗り心地と大きくなった窓から見下ろす景色を楽しんだ。2016年3月の北海道新幹線開業を見据えた大幅なリニューアル計画の一環で、新時代を迎える準備を着実に進めている。

 ゴンドラの更新は17年ぶり。ほかに山頂展望台と山麓駅の改修工事に着手し、来年11月の完成を目指している。総事業費は16億5000万円。

 ゴンドラはこれまでオーストリア製だったが、大阪車輌工業(大阪市)製に変えた。定員は125人のまま。デザインは公立はこだて未来大との共同研究の成果で、シルバーメタリックのボディーは函館山の自然が映り込むようにしたことが特徴。丸みを帯びた形は新幹線をイメージしたという。夜間には底面のLEDが光る仕組みも取り入れた。

 運行開始前に開かれた式典には関係者約30人が出席。本間社長や工藤寿樹市長らがテープカットで完成を祝福した。遺愛幼稚園の園児が招待され、空中散歩を満喫。井上綱ちゃん(6)は「景色がきれいで楽しかった。また乗りたい」と笑顔で話した。

 また、山頂展望台では新幹線開業をPRするイベントもあり、園児と管内のご当地キャラがそろってアピールした。

 本間社長は「新幹線時代を迎える第一歩を踏み出した。ゴンドラはスタイリッシュで機能性にも優れている。昼夜問わず眺望を楽しんでもらいたい」と語った。9日は市民感謝祭で、午前10時から午後9時まで無料で搭乗できる。

提供 - 函館新聞社

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