西大沼事故受け会議、はみ出し防止対策へ

update 2014/11/6 10:00


 七飯町西大沼の国道5号で10月にトラックと大型観光バスが正面衝突し2人が死亡した事故を受け、第2回の交通事故緊急対策協議会が5日、函館開発建設部で開かれた。函館開建を中心に関係機関が集まり、緊急的に現場を含む5`区間でゴム製のポールなどを設置し、はみ出し防止の対策を取ることを決めた。6日に工事を開始する。

 七飯町の宿野辺川橋までの5`区間では、過去10年で8件の交通死亡事故が発生している。20人の死傷者が出た10月23日の事故を受けて、道路管理者の函館開建のほか、函館建設管理部、道警函館方面本部、函館中央署、函館市、七飯町、森町などの代表者らが出席し、同26日に第1回の協議会を開催していた。

 緊急対策では@中央線に溝を掘り、乗り上げた際に音と振動でドライバーに伝える「ランブルストリップス」を未設置区間1・9`と、カーブ14カ所の中央線内側にも設置A中央線の約2`間に「ラバーポール」を取り付けるB道路上に短い線を引くことで幅を狭く感じさせ、速度抑制効果がある「減速マーク」を上下線計約7`に表示する—ことを決めた。交通量が多いことから工事は夜間に交通規制しながら行い、30日までに完成の予定。

 函館開建の山越明博次長は「関係機関の理解、協力により早急に具体案ができた。対策で対向車線にはみ出さないようにして、正面衝突を減らしたい。今後、路面が凍って滑り危険になるので、安全運転を心掛けてほしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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