ボランティアポイント制度 介護支援で生き生き
update 2014/11/3 10:20
介護施設でのボランティア活動に対して、換金できるポイントを付与する函館市の「介護支援ボランティアポイント制度」が、10月から始まった。65歳以上の市民がボランティアとして登録し、特技や経験を生かして施設利用者との交流を図る。参加者自身の生きがいづくりや健康増進につながることが期待される。
市内のデイサービスセンターや特別養護老人ホームなど93事業所が参加。ボランティア登録した市民は、都合のよい時間帯や場所に合わせて、直接事業所へ問い合わせて活動することができる。
活動時間に応じてポイントがたまるしくみで、1時間の活動ごとに1ポイント(=100円)が付き、1日2ポイントまで。本年度は12月までの3カ月間で、最高12ポイントまでためることができる。
デイサービスセンター白ゆり美原(美原2、越尾賢施設長)には、15人のボランティアが参加。週2日訪れている梅木紀子さん(74)と永川總子さん(70)は、自身の健康づくりと家族の介護経験を生かそうと登録した。
入所者と一緒に体操や認知症予防のトレーニングを楽しみ、「どの方も一生懸命取り組んでくれて、こちらも元気をもらえる」と口を合わせる。資格を必要とせず、自宅から施設まで歩いて通うことができる点も魅力の一つで、梅木さんは「毎回本当に楽しみにしている」と笑顔を見せる。
単身で事業所を利用している人にとって会話はとても重要。センター長の佐々木功樹さんは「年齢の若い職員が多い中、人生経験を多く持つ方が話し相手をしてくれると、どの利用者もいきいきと話しをしてくれる」と説明する。
ボランティア登録には事前の研修会への参加が必要。市高齢者福祉課は「広報活動を通して、この制度を積極的に広めていきたい」と取り組みを進める考えだ。問い合わせは同課(電話0138・21・3081)へ。
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