冬到来告げるヒヨドリ、松前・白神岬

update 2014/10/31 10:07


 【松前】日本有数の野鳥の飛来地として知られる本道最南端の白神岬周辺では、越冬のためにヒヨドリの大群が本州を目指して津軽海峡へと飛び立っている。

 30日朝、岬周辺の山陰から数百羽の群れが次々と現れ、やがて数千羽単位の大群に膨れ上がった。

 天敵である猛禽(もうきん)類の襲撃を警戒しながら急降下して海面ぎりぎりを低空飛行。高波も避けなければならず海峡を越えるのは命がけだ。

 岬の展望台広場付近では、15人の愛好家がカメラや双眼鏡を手に固唾をのんで見守っていた。町商工観光課によると、ヒヨドリの渡りは11月中旬まで見られるという。

提供 - 函館新聞社

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