青函の食、両地域でフェア/アークスグループ
update 2014/10/31 10:07
食品スーパーのアークスグループは11月下旬から、北洋銀行や青森銀行などと連携し、道内と東北両地域の店舗で青函両地域の食品を紹介する「青函フェア」を展開する。2016年3月の北海道新幹線開業をにらみ、青函圏の食分野の活性化を図る狙いだ。これに先立ち、東北側で売る商品を発掘しようと、道南の食品会社と同グループによる商談会が30日、函館市内のホテルで開かれた。販路拡大につながるとあって、見本を並べてバイヤーに積極的に売り込んだ。
両行とアークス、新日本スーパーマーケット協会(東京)の4者は昨年11月、青函圏の食と観光を活性化させるため、連携することに合意しており、両地域で行う「青函フェア」が第1弾事業になる。
フェアは11月下旬から、アークスグループのユニバース(八戸市)全51店でスタート。来年1月下旬からは道内のラルズ、道南ラルズの計74店でも展開する。その後はそれぞれ3カ月に1回のペースで行う計画。
商談会は、ユニバースが東北各店で提供する商品を探すために開き、道南各地から食品メーカーなど約50社が参加した。水産加工品や珍味といった特産品をはじめ、乳製品や野菜、菓子、ワインなどを並べ、同社のバイヤーらに商品の魅力を説明した。
商談に臨んだユニバースの重田博常務は「定番になる可能性がある商品がたくさんあった。新幹線開業で商流は活発になるので長いつきあいをしていきたい」と話した。一方、海産物などを扱う函館の福田海産の福田久美子社長は「たくさんアドバイスをもらい参考になった。改善はもちろん、新商品開発にもチャレンジしていきたい」と意欲をみせた。
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