函館山ロープウェイ、新ゴンドラ7日デビュー
update 2014/10/29 10:18
大幅なリニューアル計画を進めている函館山ロープウェイ(本間秀行社長)は28日、新しいゴンドラ2基を11月7日から運行すると発表した。山麓、山頂駅の改修は来年11月の完成を目指しており、2016年3月の北海道新幹線開業をにらんだ準備を本格化させている。同社は「開業の年は160万人の利用が目標」としている。
改修を含めた総事業費は16億5000万円。新ゴンドラの導入は17年ぶりで、老朽化とともに新幹線開業を控えて更新する。定員は125人のまま。これまではオーストリア製だったが、大阪車輌工業(大阪市)製に変えた。
新ゴンドラはシルバーメタリックのボディーで、函館山の自然が映り込むようにしたことが特徴。窓も従来より大きくした。29日から掛け替え作業や試験運転を行い、7日午前10時から通常運行する。当日は新幹線沿線の自治体と函館市のキャラクターを迎えてセレモニーを開く予定。
また、山麓駅は125人の定員を収容できるように大幅に増築するほか、山頂駅も一部改修。バリアフリー化を徹底し、トイレも増設する計画だ。
ロープウェイの利用客数は、この10年で04年の155万9000人が最多。東日本大震災があった11年には110万5000人に落ち込んだが、徐々に回復し、13年は152万4000人だった。桜井健治専務は「リニューアルは新幹線開業で増加する観光客の受け皿づくりで、利用客数を160万人台にしたい」と抱負を語った。
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