日本公庫9月期、中小・零細 景況感横ばい

update 2014/10/28 10:17


 日本政策金融公庫函館支店(久木田眞郎支店長)は、7〜9月期の渡島、桧山管内の中小・零細企業を対象にした景況調査の結果をまとめた。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は前期(4〜6月)に比べて1・6ポイント改善し、マイナス31・4となった。3期ぶりに改善したものの、同支店は「動きは弱く、消費税増税の影響は続いている」と見ている。

 DIは、業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた数値。昨年は改善が続いたが、今年に入り2期連続で悪化。9月期で3期ぶりに改善した。

 業種別では製造業が大幅に悪化し、前期比27・7ポイント悪化のマイナス33・3とした一方、卸売業は同10・4ポイント改善し、マイナス18・2、小売業・飲食業は同10・4ポイント改善しマイナス52・9。建設業は同12・5ポイント上昇し、12・5とした。民間工事の受注増加が要因という。「小売業、卸売業は改善したが、売上、採算ともに低下しており、反動減の収束には至っていない」(同支店)。

 先行きは全体で今期から3・7ポイント改善し、マイナス27・7。製造業や小売業・飲食業は上昇するが、そのほかの業種で低下すると予測している。調査は同支店の取引先企業184社が対象。103社から回答を得た。回答率は56・0%。

提供 - 函館新聞社

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