満天の星空 迫力満点 移動式プラネタリウム
update 2014/10/27 10:15
公立はこだて未来大(中島秀之学長)の3年生11人が、授業の一環で移動式プラネタリウムを制作し、26日に未来大で試写会を開いた。4回の上映に約230人が来場し、満点の星空に胸をときめかせた。
3年生のプロジェクト学習で、齋藤秀洋さん(21)がリーダー。直径9b、高さ5・6bで手作りドームとしては国内最大級という。遮光性を高めるため3層構造にするなどし、完成まで4カ月を要した。
農業用ポリエチレンフィルムを使い、送風機で膨らませる。プロジェクターの光を特殊なミラーに反射させ、ドーム全体に投影する。上映する番組も学生たちが考案した。
上映では、秋の星座の解説と3Dを用いた影絵を約10分にわたって楽しんだ。七飯町の金森由葵ちゃん(6)は「影絵がぶつかりそうになるところが面白かった。星もきれいだった」と笑顔を見せた。
プラネタリウムは空気を抜くと畳1枚分ほどの大きさになる。齋藤さんは「函館では星に触れ合う機会が少ないので、まちなかで上映することが目標」と話し、NPO法人函館プラネタリウムの会の村井茂理事長は「子どもたちに喜んでもらいたいという気持ちは一緒」と目を細めていた。
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