地域公共交通のあり方探る バスシンポ
update 2014/10/27 10:14
地域公共交通のあり方を考える「バスシンポジウム」が26日、函館市内のホテルで開かれた。バス事業者など約250人が参加。2016年3月の北海道新幹線開業を前に、課題の地域交通ネットワークの確立について語り合った。
私鉄総連北海道地方労働組合でつくる実行委が主催(函館新聞社など後援)。道内各地で毎年開催しており、今回で9回目。パネルディスカッションには、Jバス運営委員会の上野山隆一代表ら4人が登壇した。
上野山代表は、陣川あさひ町会でJバスの運行に取り組んだ話を紹介しながら、「地域交通は補助ありきで考えるのではなく、自分たちでやれることをまずやる。その上で知恵を借りるという姿勢で臨まなくてはならない」と提言した。
函館バスの寺田誠取締役バス事業部長は「地域住民に、バス事業の厳しい環境を理解してもらいつつ、行政の力を借りながら、住民の要望も取り入れていきたい」と述べた。また、新函館北斗駅からの2次交通について「わかりやすい路線作りが必要不可欠。今ある路線をいかに対応させていくか調整を急ぎたい」と展望を語った。
討論に先立ち北海道大学大学院工学研究院の田村亨教授が「地方創生時代における公共交通の新展開」と題して講演を行った。
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