エボラ対策 函館空港でも

update 2014/10/26 10:20


 西アフリカを中心に発生が続く致死率の高い感染症「エボラ出血熱」の対策として、台湾からの国際線を抱える函館空港でも入国者に対する確認体制を強化している。同空港内の検疫所では、流行以前から実施しているサーモグラフィーでの体温測定に加え、流行国への渡航歴・滞在歴の有無を確認。入国管理局とも連携し、水際での対策を進めている。

 世界保健機構(WHO)の発表では、エボラ出血熱感染者のうち、これまでに約5000人が死亡。さらなる感染拡大が懸念されている。厚生労働省は8月以降、各検疫所での入国者対応を強化。入国管理局を所管する法務省とも連携して、二重の確認体制を構築している。

 小樽検疫所函館空港出張所でも8月以降、対策を進めている。24日には、過去21日(504時間)以内に西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネ、中央アフリカのコンゴの4カ国に滞在していた場合は必ず検疫官に申告するよう求める新たな掲示物を設置。日本語、中国語、英語など9言語で表記してあり、同日午後に到着した台湾便乗客からは、札幌入国管理局函館港出張所の審査時にも再度、同様の確認を行う取り組みを始めた。

 同検疫所によると、これまでに函館からの入国者では該当者はいなかった。仮に渡航、滞在歴があるなどと申告があった場合は、健康状態の聞き取りや、入国後に疑わしい症状が発生した時には検疫所など関係機関に速やかに連絡するよう指導するという。

提供 - 函館新聞社

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