江差信金 感謝の駅伝 創設90周年 3年で道南全支店走破へ

update 2014/10/25 10:07


 【江差】江差信金(本店・江差町本町132、藤谷直久理事長)が今年2月に創設90周年を迎えたことに合わせて、職員でつくる「江差信金マラソンクラブ」(小笠原慎会長)は、3年計画で道南全10店舗の道のりを駆ける“駅伝”に挑戦する。第一弾として25日午前7時に本店を出発し、厚沢部経由で函館を目指す。メンバーは「住民に長年の感謝を伝え、『今後もよろしくお願いします』と地域貢献への思いを強くしたい」と意気込んでいる。

 同クラブは3年前に発足、20代〜60代の17人が所属している。「襷(たすき)を繋ぎ、地域に感謝!!」と銘打ち、メンバーが昨年から支店間の駅伝を検討してきた。周囲の声援を支えに前進するランナーの姿に、これまで地域とともに歩んだ信金の歴史を重ね「互いの心を結ぶ大事なたすきを未来にもつなげなければ」とメンバー。ことしは江差本店から函館支店までの75`区間を、5〜6人の2チームと単独で2人が10時間を目標にゴールを目指す。

 来年度は本店から日本海側をコースに上ノ国、松前、福島までの85`。最終3年目は本店から乙部、熊石までの40`を予定。奥尻では既に、ことし6月のムーンライトマラソンに12人が出場している。5月のJR江差線木古内—江差間の廃線当日も、メンバーは「各駅に『ありがとう』を伝えたい」と上ノ国—江差間を走った。

 選手は早朝や休日などに走り込み、小笠原会長(61)は「調整は順調。各支店で記念撮影をしたい」。メンバーの小梅靖史さん(37)も「初めて走るコースなので楽しみ」と語気を強める。藤谷理事長は「地域あっての江差信金。この思いをたすきに込めて、頑張る姿を見せてほしい」と激励する。

提供 - 函館新聞社

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