渡島総合振興局 開業ぎりぎりまで観光人材育成
update 2014/10/23 10:09
2016年3月の北海道新幹線開業を見据え、渡島総合振興局が本年度展開した観光人材育成事業がこのほど終了した。道南各地で観光事業に携わる約50人が参加。観光商品づくりのノウハウを蓄積するなど、一定の成果を上げた。ただ、各地の受け入れ体制構築は道半ば。振興局は来年度も事業を継続させる考えで、「開業ぎりぎりまで人材育成、観光関係者同士のネットワークの強化に力を入れる」としている。
振興局の観光人材育成事業は今年で2年目。対象は観光協会やガイドなど。新幹線開業効果をより広い地域に波及させるため、渡島、桧山全18市町のほかに後志南部(黒松内町、蘭越町、寿都町、島牧村)エリアも加えた。
今年6月に観光関係者のスキルアップを図る「観光商品づくり実践勉強会」を開始。上ノ国町や知内町など舞台を移しながら勉強会を実施。それぞれの町の観光ポイントを理解し、観光商品づくりに役立てた。
勉強会は模擬ツアーがメーンで、今月15日に開かれた寿都町が最後となった。同町では漁船に乗船し、漁業の説明を受けたほか、ホッケの開きづくり体験やまち歩きで同町の取り組みを学んだ。
観光人材育成事業は関係者のスキルアップのほか、各エリア間の広域連携強化も目的。渡島総合振興局商工労働観光課は「2年間の事業で参加者間のネットワーク化が進んだ」と成果を挙げる一方、「受け入れ体制構築や広域連携は始まったばかり。事業継続で開業準備を進めたい」としている。
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