市営競輪売り上げ156億円、前年度比7・5%増

update 2014/10/22 10:17


 20日で今シーズンの開催を終了した市営函館競輪の本年度売上額(速報値)は、開催52日間で156億766万円で、前年度比7・5%増、10億9235万円の増加となった。開催日数は前年度から3日間減ったが、ナイター開催を行う他競輪場との競合減少や、今シーズンからのガールズケイリン開始が奏功し、電話投票や臨時場外が好調だった。

 普通競輪(FT・FU)の売り上げは99億6202万円で、昨年度を17%上回った。開催49日の時点で市営競輪全体の当初予算も上回り、市は予算を7億円増額して対応した。7月26〜29日に開いた年間最大レースの函館記念(GV)は56億4564万円と、昨年度比5・9%減にとどまった。有力選手の日本競輪選手会脱会騒動の影響で、出場自粛期間と重なったことが要因とみられる。

 市競輪事業部は普通競輪の好調について「3日間減ったことで他競輪場との調整が進み、臨時場外の発売日数が約25%増えた。ガールズケイリン(3開催、9日間)も新規ファンを掘り起こした」としている。

 売上区分別では臨時場外が同10・3%増の102億302万円、電話投票も同3・5%増の50億2379万円だった一方、競輪場とサテライト松風で同5・1%減の3億5018万円。競輪場の入場者数も同7・5%減の7万4233人と、3年連続で減少が続いており、地元ファンの開拓が課題となっている。

 昨年度は4700万円の単年度黒字を計上したが、本年度は消費税率引き上げや11月からの電気料金値上げの影響で2年連続の黒字確保は微妙な情勢。同部は「経費を圧縮しながら、何とか単年度黒字を確保したい」としている。また、来年度は記念競輪に加えてサマーナイトフェスティバル(GU)が8月21〜23日に開かれるほか、ガールズケイリンも引き続き開催を目指す方針だ。

提供 - 函館新聞社

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