アプリ開発コンで未来大院生が企業賞

update 2014/10/21 10:09


 地方都市の課題解決に導くアプリケーション開発コンテスト「キャリアハブ」で、公立はこだて未来大学大学院生のチームが企業賞を受賞した。3人のメンバーは空き家情報の提供と起業家支援策を結びつけたアプリを考案。20日に函館市役所で発表会が行われ、市職員らに成果を披露した。

 コンテストは学生向けのキャリア教育事業を手がける「ローカルイノベーション」(東京)の主催。全国4市にテーマが設定され、函館は人口減少などを課題とした。未来大のメンバーは塚本裕樹さん(23)、新山優佳さん(22)、安田光喜さん(23)の3人。8月に西部地区や美原地区で現状を調査し、開発期間を経て、9月28日に都内で審査会が行われた。

 3人は市内に就職先が少ないことから若年層の転出が多いことを問題視。西部地区の古民家を改装したカフェを念頭に、起業に活用できる空き家・空き店舗情報の検索と、物件の間取りを利用して家具配置などシミュレーションできる機能を併せ持つアプリ「函館起業シミュレーター『Switch(スイッチ)』」を開発した。

 物件情報には賃料や改装費、周辺の立地条件などを付加し、間取り配置では平面図にテーブルやいすなどのアイコンを置くと断面図に反映される仕組みを取り入れた。受賞について3人は「東京の企業とのつながりや他大学学生との交流ができて良かった。自分たちが力を入れたアイデアを評価してもらった」と話していた。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです