築造150年祭 市民のおもてなし 五稜郭の魅力高める 見回隊などロングラン終了

update 2014/10/20 10:19


 4月に始まった五稜郭築造150年祭の催し「幕末見廻隊」と「箱館戦争抜刀隊」が19日終了した。幕末の衣装を着たスタッフが記念撮影に応じたり、箱館戦争の様子を再現するなどし、この半年間、観光客を楽しませた。参加した市民ボランティアは延べ1000人以上に及び、五稜郭の魅力アップに貢献した。

 記念イベントの目玉企画で、五稜郭公園を訪れる観光客をもてなそうと、4月26日から行ってきた。「抜刀隊」に出演したのは箱館五稜郭祭で殺陣を担当する箱館稜雲社と函館野外劇の殺陣チームのメンバー約20人。この日も迫力あるパフォーマンスを2回披露し、観客から拍手喝采を浴びた。

 ペリーや榎本武揚、武田斐三郎ら幕末の人物に扮して観光客と一緒に記念撮影をする「見廻隊」も観光客に大人気。期間中の土日祝日に実施し、この日で計57日間行った。川崎市の望月治さん(63)と正代さん(67)の夫婦は「ただ見て回るよりも、このようなサービスがあった方が断然楽しい」と笑顔で話した。

 ボランティアとして参加した市民も満足感でいっぱいの様子。抜刀隊で土方歳三役を務めた箱館稜雲社の佐藤竜也さん(56)は「足を運んでくれた観光客のために演じ切った。楽しんでもらえた」と手応え十分。市職員の腰山恭平さん(25)は、見廻隊に30回以上参加。「観光客とのやりとりが楽しくて続けることができた」と語った。

 実行委は2016年3月の北海道新幹線開業に向けて、催しの継続に意欲をみせている。実行委の小笠原勇人会長は「ロングランで予想以上に観光客に喜ばれた。来年以降も続けていくための方策を探っていく」と話した。

提供 - 函館新聞社

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