戸倉中吹奏楽部、全国に向け練習に熱
update 2014/10/19 10:15
函館戸倉中学校吹奏楽部(本間珠里部長、部員50人)は、25日に名古屋市で開かれる「第62回全日本吹奏楽コンクール」に向け、最後の練習に力を入れている。初めての出場に、生徒たちの意欲は高まるばかりだ。
同部は9月初旬に札幌市で開かれた、第59回北海道吹奏楽コンクールの中学A編成の部で金賞を受賞し、全日本の代表に選ばれた。コンクールでは、楽器のセッティングにずれが生じるなどのアクシデントもあり、本間部長(15)は「選ばれると思わなかった分、驚いたがとてもうれしかった」と話す。
全国で披露するのは、プッチーニの「歌劇『蝶々夫人』より」で、顧問の杉山裕規教諭(47)は「今のメンバーなら良い演奏を披露してくれると思った曲を選んだ」と話す。生徒たちは、熱意あふれる指導のもと、毎日の部活動だけでなく、早朝練習や部活動後の自主練習に意欲的に励み、演奏の質を向上させている最中だ。
道を代表して初めて出場することもあり、同校のPTAと同部の父母の会が「支援の会」(松見陽介会長)を立ち上げ、遠征を応援。松見会長(46)は「全国の舞台で心置きなく演奏できるよう手伝いたい。持てる力を全部出し切ってきてほしい」とエールを送る。同校の木村雅彦校長(53)も「生徒たちには楽しみ、納得できる演奏をしてきてもらいたい」と期待する。
杉山教諭は「まだまだ改善できる部分はあるので、精いっぱい手を抜かずに練習していきたい」と話し、本間部長は「曲の完成度を上げ、応援してくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れず、全力で演奏してきたい」と意気込んでいる。
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