9月の函館空港 国内線の不振続く

update 2014/10/18 10:12


 函館空港事務所がまとめた9月の乗降客数は、前年同月比0・5%減の17万9305人となった。微減ではあったが、国内線の不振が続いており、4カ月連続の前年割れとなった。航空会社からは「好調だった昨年の反動もあり、厳しい需要環境が続いている」といった声が聞かれた。

 国内線は同0・8%減の16万7421人。主力の羽田線は同1・5%減の12万6232人だった。全日空函館支店は「現在は道内全体が不調。東京からは大阪、九州、沖縄方面が好調で、話題のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などに目が向いている」と旅行客の動向を分析。「この傾向はしばらく続くのでは」と厳しい見方をしている。

 一方、日本航空は機材の大型化が奏功して増加。「厳しい需要環境、マイナス要素がある中で東京からのグループ、個人客を取り込むことができた」(函館支店)とする。

 関西線は同2・0%減の1万1876人。伊丹線は同8・9%増の2730人。中部線は同2・7%増の1万1811人だった。道内路線は、丘珠線が同7・3%増の7821人となった。

 国内線が伸び悩む中、国際線は台湾・台北線の定期便が好調で、同2・7%増の1万1884人。北海道人気は続いており、冬場も函館観光に寄与しそうだ。

提供 - 函館新聞社

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