「日本丸」函館に寄港
update 2014/10/16 10:02
独立行政法人航海訓練所(横浜市)の練習船「日本丸」(2570d、寺島慎船長)が15日、函館港西埠頭(ふとう)に寄港した。全国各地の商船系高等専門学校の学生115人ら計169人が航海実習中で、函館出身者も乗船。補給と休息のため、19日まで停泊する。
日本丸の函館寄港は昨年8月以来、通算10回目。全長110b、全幅13・8bで4本のマストのうち、メーンマストは甲板から43・5bの高さで、合計36枚の帆(セイル)を広げることができる。
1日に東京を出港し、これまで青森陸奥湾や室蘭を回った。台風を回避した影響で函館入りが予定から1日遅れた。この後は12月14日の横浜寄港を経て、ハワイ・ホノルルまで航海、来年2月9日に東京に戻る予定。
実習生には、函館出身の野土峻希さん(20)が乗船している。航海科の野土さんは「帆船に乗る機会はこの5カ月間のみなので、船の知識を学びながら貴重な経験として大事にしていきたい」と話した。また、北海道航路の内航タンカー会社に就職する機関科の安西喬さん(20)=山口県出身=も「同じ科の生徒は16人と少ないが、自分たちの力だけで動かせるようになりたい」と意気込む。
出港は19日午前9時の予定。一般公開やセイルドリルなどのイベントはない。
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