函館バス「ニューバスパ」今月で廃止
update 2014/10/15 10:18
函館バス(森健二社長)は11月1日のダイヤ改正で、函館市中島町の共愛会病院正門前を起点とする循環バス「ニューバスパ」(花園富岡循環線)を廃止する。利用者が少なく、収支が悪化しているためで、花園団地裏、富岡中央公園前など9停留所が廃止となる。
14日に市企業局庁舎で開かれた第3回市生活交通協議会(会長・木村健一公立はこだて未来大学教授)で見直し案が了承された。
「バスパ」は「おけ回り」「手ぬぐい回り」とユニークな路線愛称を付け、2004年に市内温泉施設を回る路線として開設。一部、経路を見直しながら、現在は五稜郭や川原町、花園町、富岡などの病院や買い物施設など市内主要地域13・8`を回る。
共愛会病院からの補助金を充て、均一料金で運行しているが、9月3日の乗降データによると、1便当たりの利用者は6〜31人、全24循環で計約300人にとどまる。同社は「利用者数は頭打ちで、燃料高騰もあり収支が悪化している。市内で1番の赤字路線」と廃止理由を説明した。
路線廃止に伴い、花園団地や富岡の住宅街など、他路線と重複ないバス停が廃止され、同社は300〜600b離れた最寄りのバス停利用を呼び掛けている。
このほか、昭和営業所を起点に稜北高校生らが多く利用する35系統(桔梗石川線)は運行路線を大幅に変更し、利用の少ない桔梗地域の住宅街の5つのバス停を廃止。要望の多い港町地域を起点とし、北斗市七重浜2〜3丁目地域、石川町などを回り同校前や道教育大附属函館中学校前などを経由する。日吉営業所から市役所前に向かう3系統(中の橋線)は臨空工業団地内への乗り入れをやめ、路線効率化を図る。
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