きたくりん5キロ→5.3キロに増量、JA新はこだて
update 2014/10/7 10:20
JA新はこだて(畠山良一組合長)は8日から、デビュー2年目の「函館育ちきたくりん」の2014年産米(新米)について、従来の5`から5・3`に増量して販売する。価格は変えない。0・3`(2合分)増やしてお得感をアピール、消費拡大につなげる狙いだ。
小売店では通常、コメを5`、10`入りで販売するケースが多く、中身を増量して売るのは珍しい。コメの消費減に歯止めを掛けるため、増量に活路を見いだそうという試みだ。きたくりんは5・3`のみの販売で、価格は「ななつぼし」と同水準という。
米袋サイズは5`入りのままで、中身を5・3`入れる。ちょうどいい増量分が0・3`と判断した。
米袋デザインも一新し、表はかわいらしいキャラクター(名前は今後検討)を前面に出した。5・3`も明記。裏面では、名前の由来や稲を枯らす病気に強いため農薬を削減して栽培できることを説明している。
同JAは、14年産きたくりんを約550d集荷する見込み。新米試食会で行ったアンケート結果では、きたくりんはおいしさ、白さ、艶、香り、粘り、柔らかさの全項目で食味が高評価となった。同JAのファーマーズマーケット「あぐりへい屋」(北斗市東前62)やAコープ各店で店頭販売するほか、ネット販売でも扱う。
同JA米穀課の三浦治課長は「価格を下げるのではなく、増量してお得感を出すことが消費者の購買意欲につながると考えた。食べて、きたくりんの魅力を知ってほしい」と話している。
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