五稜郭築造150年記念リレーマラソン 100人が力を合わせ完走

update 2014/10/6 10:14


 市民ランナーらがタスキをつないで五稜郭の外堀を150周するマラソンイベントが5日午後、ゴールを迎えた。五稜郭築造150年を記念し、函館走ろう会(村屋諭会長)が主催したもので、計約100人が26時間40分をかけて約270キロを走破した。

 祝賀行事を行ってきた五稜郭築造150年祭実行委(小笠原勇人会長)の呼び掛けに応え同会がリレーマラソンを企画した。4日の正午に五稜郭公園内一の橋手前特設テント前からスタート。飛び入り参加を含めた会員以外の約60人の市民ランナーも加わり、2日間にわたりタスキをつないだ。

 同会によると4日夜から5日早朝にかけては、市民ランナーの体調などを考慮して、同会員がリレーを担った。5日午後2時40分ごろにアンカーがゴールすると、テント前で集まっていた約40人が完走の喜びを分かち合った。

 伴走も含め44周を走った市内の団体職員、寺本悟さん(61)は朝方の冷え込みが厳しくて体温を上げるためにスピードを上げたところがきつかったと振り返る。その上で、「太陽が昇ってからは気分良く走れた。疲れたけどつなぐという楽しさで頑張れた」と笑顔を見せた。

 一方、35周を走った村屋会長は「たくさんの交流が生まれ、会員になりたいという人たちも声を掛けてくれてうれしかった。記念行事を通じてランナー同士の絆も深まった」と満足げだった。今後も何らかの形でリレーマラソンを続けていければとも意気込んでいた。

提供 - 函館新聞社

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