西堀病院開設50周年「地域に根差した医療を」
update 2014/10/4 10:47
社会医療法人仁生会西堀病院(小芝章剛理事長)が今年、函館市中道に開設してから50周年を迎える。内科や外科、整形外科などを備え、12月に祝賀会を行う予定。同会の戸沢求馬会長(75)は「これまで作り上げてきた高齢者をベースにした医療サービスを行い、地域に根差した病院を目指していきたい」と力を込める。
1952(昭和27)年に故西堀東治さんが若松町に西堀外科を開院。64(同39)年、中道に西堀病院を開設して50年となる。病床の再編成やリハビリ病棟の増築などを経て、現在は一般病棟48床、障害者施設等一般病棟60床、回復期リハビリテーション病棟60床で編成。病院と在宅を一体化した医療と介護を提供し、高齢者をメーンに医療サービスを行っている。
2007年ごろから奥尻町の青苗診療所に医師を定期的に派遣し、へき地医療を展開。へき地医療への貢献が認められ、14年に社会医療法人となった。
病床は多い時期で186床あり、療養病床や障害者病棟などを作った時期も。「時代にマッチしたシステムを作ってきた。昔から高齢者の利用が多く、西堀は高齢者の病院と評価されてきた。さまざまな再編を経て今の医療システムになった」と戸沢会長。
開院50周年を迎え、戸沢会長は「高齢化が進む中、市内全体の医療機関と連携し、役割分担しながら地域全体で市民の医療、健康をサポートしていきたい」と話している。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。