スケトウ初水揚げ 漁獲減も良型スタート
update 2014/10/3 10:12
道南太平洋海域(渡島、胆振、日高)のスケトウダラ刺し網漁が始まり、渡島管内のえさん、南かやべ、鹿部の3漁協で2日、計約296dの初水揚げがあった。初日の漁獲は好漁だった前年に比べ24%少なかったが、魚の型が良く、まずまずのスタートを切った。
漁場形成の早いえさん、南かやべ、鹿部に加え、今季は胆振管内でも1日に操業が始まった。渡島・胆振では1〜14日の漁獲上限を6100dに自主規制している。
函館市南茅部地区の木直漁港には、午前3時40分ごろから船が続々と戻った。すり身やタラコの原料となる褐色のスケトウを、家族総出で網から手際よく取り外した。
伊豫部喜晴さん(56)は「魚は広範囲に分布しており、型がいい。漁が長続きしてくれれば」と期待を込めた。佐藤和行さん(46)は「初日としては漁が薄い。ただ、TAC(漁獲可能量)が増えるのはいいこと。漁獲は11〜12月が勝負」と話した。
道南太平洋の本年度のTACは4万6000d。資源評価が良いため、期中改定で1万1300d増える見込み。漁期は来年3月末まで。
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