吉田食品 西桔梗に新工場と店舗
update 2014/10/3 10:11
老舗の和菓子製造・販売、吉田食品(函館市高盛町、吉田貴之社長)は、西桔梗町に工場と店舗を新築する。来年春に着工する予定で、工場は同年秋の稼働を目指す。店舗は北海道新幹線開業に合わせ、2016年3月にオープンさせる。商品のラインアップを充実させ、店舗で作りたてを提供。その場で食べてもらうコーナーを設けるほか、工場見学もできるようにする。
同社は1942年に創業。生菓子や焼き菓子、もちなどが主力。中島廉売に直営店があるほか、市内スーパーなどに販路を持つ。高盛町の工場が老朽化したことから、新幹線開業を照準に入れて計画した。
新工場と店舗の場所は西桔梗町のあけぼの通沿い。敷地面積は約3300平方b。工場は2階建てで、床面積は約1300平方b。店舗は約200平方bほどになる。新工場では生産能力をこれまでの倍以上にする計画という。
店舗は通りに面した場所。周辺は若い世代の家族が多く住むことから、子供が遊んだり、くつろいだりできるスペースも用意する。また、通路を設けて工場内を見学できるようにすることも特徴。吉田社長「お菓子を買う以外の目的で来店してもらえるようにしたい。話題になるような施設をつくり、地域住民はもちろん、観光客が立ち寄るような店を目指す」と話す。
販売する菓子は和、洋の垣根を取りはらい、ラインアップを充実させる。作りたてをその場で食べてもらえるようにイートインコーナーも設ける。
工場と店舗建設に伴い、現在30人の従業員を15〜20人ほど増やす計画。吉田社長は「人を育てることも狙い。和菓子製造の技術継承も図っていきたい」と話す。
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