テロ想定し総合訓練 函館港保安委
update 2014/10/1 10:27
函館港保安委員会(委員長・國安秀範市港湾空港部長)は30日、函館市港町2の函館港埠頭(ふとう)で、テロを想定した総合訓練を実施した。各関係機関が情報を共有しながら洋上と陸上でテロリストを制圧するなど、緊迫した雰囲気の中で連携を深めた。
同委員会は市、道警、海上保安庁、税関など16機関で構成し、約110人が参加した。重要国際埠頭施設、国際水域施設の函館港で、テロなどの緊急事態に備え、隔年で図上訓練と実地訓練を行っている。
訓練は函館港に停泊中の客船を狙ったテロリストが貨物船で接近しているという想定。各機関が集まって、迅速に情報を共有。函館海上保安部が巡視船、ヘリコプターを配備したほか、函館西署も警備艇を出動させた。小型船に乗ったテロリストを追跡し、航路を塞いで制圧。海保、警察が連携して貨物船を捜索した。武器を持ったテロリストを逃さず、取り押さえた。船上の負傷者を函館市消防本部が救急搬送し、訓練を終えた。
國安委員長は「担当機関が連動しながらスムーズに対応し、実践的で有意義な訓練ができた。(テロが)実際起きないことを願っているが、一層連携が高まることを期待したい」と話していた。
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