施設待機者2210人に、函館市調査
update 2014/9/28 10:17
函館市は、特別養護老人ホームなどの介護保険施設に入所を希望している待機者が、今年6月1日現在で2210人に上っていることを明らかにした。市はこれをもとに、来年度からの第6期介護保険事業計画(2015〜17年度)で、介護保険施設の入所定員を定める方針。
25日に開かれた市高齢者計画策定推進委員会(池田延己会長)で、市保健福祉部が報告した。
調査は同計画の策定作業に伴って3年に1回に行っており、今回は特別養護老人ホームや介護老人保健施設、認知症高齢者グループホームなど市内104施設を対象に行った。
総申込者6011人のうち、重複して施設に申し込んでいたり、死亡者、市外在住者などを除いた有効申込者(=待機者)は2210人。特別養護老人ホームが2038人と大半を占めている。
また、要介護4〜5で、在宅や入院生活を送る緊急度の高い待機者は356人で、全体の16%に上った。これに加え、次期計画期間の最終年となる17年度も、緊急度の高い待機者が304人いると推計している。
現計画では、本年度までの3カ年で入所定員を522床増やしている。市は次期計画で適切な整備数量を見込むとともに、「地域支援事業のあり方などについて案を示し、委員会で検討を深めていく」(介護保険課)としている。
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