「法王を新幹線一番列車に」…「ローマへの道」実行委・小山内仁さんバチカンへ

update 2014/9/25 10:15


 【北斗】2016年3月の北海道新幹線開業に合わせて、「ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇に、1番列車に乗車し、トラピスト大修道院(北斗市三ツ石)に来訪してもらおう」という企画を、市内石別地域のイベント「ローマへの道」実行委員会が立案した。実行委事務局長で、北斗石別中学校教頭の小山内仁さん(46)が、在バチカン日本国特命全権大使に企画書を提出するため、24日夜、函館空港をたった。

 石別地域では修道院に続く並木道を「ローマへの道」と名付け12年から夏と冬に音楽パレードやキャンドルを並べるイベントを開催している。

 同年4月に同中学校に赴任した小山内さんは並木道を初めて見た時、「ここは聖地。ローマへ通じる道」と確信し、地域住民とともに修道院を核とした地域振興に力を尽くしてきた。

 活動3年目の集大成として今回の企画を提案。8月下旬、外務省を通じてローマ法王庁大使館(東京)を訪問。対応した臨時代理大使が関心を示し、バチカンの全権大使との面会を取り次いでくれたという。

 市のふるさと親善大使として高谷寿峰市長の推薦書と企画書を持参し、バチカンに向かった。企画書には「教皇にご来道を賜ることで、トラピストへ通じる道が聖地として、恒久的平和の象徴となる布石としたい」と記し、小山内さんは「わずかな可能性を信じて実行した。記憶に少しでも留めていただけるよう、私たちの思いを伝える使命を果たしたい」と話している。30日帰国予定。

提供 - 函館新聞社


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