ペレットで経済活性化を、唐澤さんが利点説明
update 2014/9/24 10:44
道南での木質ペレットストーブ導入促進を目指すセミナー「山と地域を元気にする森のエネルギー〜道南での木質ペレットの利用」が23日、函館市中央図書館で開かれた。NPO法人日本の森バイオマスネットワーク(本部・宮城県)理事の唐澤晋平さん(29)=愛知県在住=が講演し「地域内でお金を循環させるのが木質バイオマスの強み」と強調した。
NPO法人南北海道自然エネルギープロジェクト、北海道国際交流センター(HIF)、北海道環境財団(札幌)などで設立した北海道バイオマスペレット利用促進コンソーシアムの主催で、約20人が参加。
澤さんは「再生可能、カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量が同じ)、価格が安定している」と利点を説明。木質ペレットを使うと、林業が盛んになり雇用を生む効果があるとした。
函館市の一般家庭でのエネルギーコストは、人口27万人・14万世帯で計算すると年間280億円で、うち約140億円が熱エネルギー。「1割(14億円)でも地域で自給できれば、何百人という雇用が生まれる」と話した。
ペレット事業成功の秘訣として@今捨てられているものを原料にするA先に売り先を作るB地域内外にネットワークを作るC小さく始め、大規模化しないD補助金をうまく使う―ことをアドバイスした。
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