函中部高卒業生が進路選択で後輩に助言
update 2014/9/23 10:21
函館中部高校(千原治校長、生徒701人)は22日、同校体育館で、2年生全239人を対象にした「未来サポートプロジェクト」を開いた。社会人となった卒業生の経験談を聞き、進路選択に役立ててもらう初の試みで、卒業生が企画・立案した。
農水省に勤める張江雄司さん(27)が中心となって同級生に声を掛け実現した。張江さんは「自分が高校生のときには、満足に社会の情報を得る機会がなかった分、後輩たちにはしっかりと情報を集め、納得のいく進路を決めてもらいたい。そしていつか、このプロジェクトを受けた生徒たちが、次の世代に教える側に立ってほしい」と狙いを話す。
この日は2006年に同校を巣立ったメンバー30人が来校。公務員や医師、看護師、エンジニアなど国内外で活躍する先輩たちが、パネルディスカッションを行ったほか、14ブースに分かれて仕事の魅力や苦労話、高校生のころから心掛けるべきことなどを説明した。
また、卒業生たちは「勉強や部活動、コミュニティー形成など、高校・大学時代の経験が社会に出てから自分の力になっている」と声をそろえた。
IT(情報技術)や公務員のブースで説明を聞いた山形良介君(16)は「こういう機会でなければ、聞けないようなことも教えてもらうことができ、将来を決めていく上で参考になった」と話していた。
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