函館市税など滞納 2013年度81億円 前年比8・4%減 4年連続の減少
update 2014/9/21 10:33
函館市の2013年度決算で、市税や国民健康保険料などの滞納繰越額は、前年度比8・4%減、7億4332万円の圧縮となる81億2338万円で、4年連続で減少した。市では、負担の公平性確保の観点から預貯金や生命保険の差し押さえ実施など、滞納者対策を強化しており、引き続き、滞納額の圧縮に務める。
市債権回収対策室によると、市税や国保料のほか、各種使用料、負担金などが対象。昨年度の調定額は同0・3%減の705億4120万円で、収入額は同1・1%増の606億5988万円。時効成立などで回収不能となった不納欠損額は同8%減の17億5793万円だった。
主な滞納状況は、国保料が同6・2%減の37億4456万円、市税が同13・1%減の22億7193万円。保育料は同14・8%減の2億1283万円、上下水道料金は同21・5%減の1億5996万円、病院診察料は同20・1%減の2億2630万円だった。介護保険料は同15・5%増の1億316万円と約1400万円増えた。
同室は、滞納者と相談した上で、分納計画を立てるなど、債権の回収に努めている。一方で、資力がありながら再三の督促や催告にも応じない、分納誓約を一方的に破棄するなどの「誠意がみられない滞納者」に対し、預貯金などの差し押さえを実施。前年度よりも約400件増の2280件、4億9163万円を差し押さえた。
高橋哲郎室長は「現年度分を確実に納付してもらうことが滞納額の減少につながる。新たな滞納者をつくらない取り組みを担当部局と連携して進めていく」と話している。
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