基準地価 渡島23年連続下落
update 2014/9/19 09:54
道は18日、7月1日現在の基準地価(本年度地価調査)を発表した。渡島管内の1平方メートル当たりの平均価格は2万6400円で、1992年度から23年連続で下落した。下落率は3・4%。桧山管内は1万1900円(下落率3・6%)で、2002年度から13年連続の下落。渡島・桧山の全地点での地価上昇地点は無かったが、商業地の「松風町9の14」など函館市内4地点で横ばい。道南の最高価格は、「函館市本町7の21、第一マルカツビル」(商業地)で9万7500円(同2・5%)だった。(鈴木 潤)
渡島管内は商業地、住宅地の上位5地点はいずれも函館市が占め、同市の平均価格は、商業地が6万1400円(下落率2・5%)で6年連続、住宅地が3万4800円(同1・9%)で17年連続の下落となった。
同管内で下落率の高い市町は木古内町や松前町、長万部町で、住宅地、商業地とも5%以上の下落率。特に商業地で北海道新幹線木古内駅周辺の「木古内町本町551の6」が8・1%で、全道8位の下落率となっている。
桧山管内の最高価格は、商業地が「江差町中歌町59の2」の3万3000円(同7・6%)、住宅地が「同町豊川町106の1」の1万5300円(同5・0%)。
全道平均は住宅地が1万8100円(同2・1%)、商業地が5万7700円(2・8%)で、それぞれ7年連続、23年連続の下落。札幌市を中心に需要の回復がみられ、価格の上昇地点は、住宅地は前年度の36地点から48地点に、商業地は24地点から25地点にそれぞれ増えた。
調査は国土利用計画施工例に基づき道が実施。国土交通省が1月1日現在で判定する「地価公示」とともに一般の土地取引の指標として活用される。今回、渡島全11市町73地点、桧山7町29地点で調査した。
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