道南の野菜価格一服

update 2014/9/19 09:54


 台風や長雨の影響で、8月から続いていた野菜の高値状態が一服しつつある。函館市内のスーパーでは、キャベツやナスなどが通常の倍近くまで高騰した時期もあったが、今週に入って値が下がり始めた。ただ、関係者によると一部の野菜は今後高値が見込まれ、予断を許さない状態が続いている。

 市農林水産部企画調整課によると、青果物の市場価格は11日以降、値が落ち着き始めているという。1〜10日のナスの平均単価は1キロ約410円と昨年の2倍近くになっていたが、18日は216円まで下落した。

 コープさっぽろの農産物のバイヤーは「本州で品薄状態が続いていたが、供給量が増え、道内の相場も安定に向かっている」と話す。一方で、函館市や北斗市で生産する、漬物用の白菜や大根などについては「長雨が続き植え付けが遅れた。気温が下がり、今後霜の心配もしなくてはならず、値が上がる可能性がある」と懸念を示す。

 野菜の高騰が続いたことから、大手スーパーのダイエー(東京)は18日、「野菜・果物大放出セール」を全国約280店舗で開始した。

 ダイエー上磯店(北斗市七重浜)では21日までの4日間、日替わりで約30品目を前週の平均価格に比べ、1〜3割安く提供している。この日は玉ねぎ1玉を18円、長ネギは1本38円、ほうれんそうは1袋128円で販売した。野菜コーナーは開店から多くの客が詰め掛け、目当ての品を買い求めていった。

 買い物に訪れていた北斗市内の主婦(50)は、「安い時に買って、キュウリは塩漬けにして保存している。少しでも早く値段が下がってほしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです