ドミノ新幹線 駆け抜ける
update 2014/9/18 10:02
【北斗】2016年3月予定の北海道新幹線開業を、函館市と青森市、弘前市の学生がドミノ制作で盛り上げる「新幹線ドミノ大会」が17日、北斗市総合体育館で開かれた。2日間かけて並べた5万3000余りの牌を倒し、北の大地を駆け抜ける新幹線や沿線地域の魅力を表現。市民ら約400人が牌の倒れる様子を見守り、次々と現れる仕掛けに歓声を上げていた。
ドミノ牌は新幹線が通過する青函トンネルの長さ5万3850bにちなみ5万3850個を使用した。青函合わせて33人の学生が制作に参加。7月中旬から5チームになって仕掛けのアイデアやデザインを練り、今月15日から牌を並べる作業に取り組んでいた。チームごとに沿線の青森、木古内、函館、北斗、七飯(大沼)の各市町の特色を表した仕掛けや絵柄を制作した。
セレモニーでは、北斗市の高谷寿峰市長らがあいさつした後、各チームのリーダーが制作したドミノの見どころやコンセプトを紹介。本番直前に学生全員で円陣を組んで成功を誓ってから、ドミノ倒しをスタートさせた。
カラカラカラと音をたてながら牌が次々と倒れ、青森、木古内、函館と通過。水槽内に並べたドミノや本物のスルメイカの干物を並べたドミノ、函館の夜景が現れる仕掛けなどが成功。ゴールでは、北海道新幹線の車両デザインと「いよいよ北海道新幹線開業」の文字が記されたパネルが現れ、約6分余りのドミノ倒しが終了。客席から拍手が起き、学生たちも抱き合って一大プロジェクト成功を喜んだ。
北斗市をPRするドミノを担当した道教育大函館校の宿田さとりさん(2年)は「ポイントとなる稲穂部分がしっかり出るかどうかすごく心配だった。何とか成功できて安心した。思い出になります」と感無量。
上磯小の斉藤栄太君(上磯小4年)は「いろいろな仕掛けがあって面白かった。また見てみたい」と話し、制作に参加している孫の応援で来場した木村弘子さん(75)は「ドキドキしましたが感激しました」と笑顔を見せていた。
大会の様子は開業のPR動画として活用し、10月中旬ごろ道の新幹線専用サイトにアップされる。
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