大神輿 準備万端 亀田八幡宮例大祭始まる

update 2014/9/15 10:08


 函館市八幡町3の亀田八幡宮(藤山豊昭宮司)で14日、例大祭が始まった。露店には大勢の市民が集まったほか、15〜16日に行う「神輿渡御(みこしとぎょ)」に向け、2基の神輿が準備された。

 神輿は、箱館戦争が終結する際、旧幕府軍の榎本武揚らが新政府軍の黒田清隆らと降伏の誓約を交わしたとされる旧拝殿に置かれていて、この日は神輿渡御を取り仕切る豊明会(松山茂会長)の会員約25人が社務所前で担ぎ棒を用意した後、旧拝殿から神輿を慎重に移動し、バランスを整えてさらしを巻き、神輿を組んだ。

 大神輿は高さ約1b50a(鳳凰をのぞく)で、男性約50〜60人が担ぐ。小さい方は同じく約90a(同)で、約20人が担ぐ女神輿。

 15日は八幡通、桐花通、昭和会館通、国道5号、亀田港町会館、国道228号、ときわ通を練り歩く。16日は白鳥橋、東山基園線、中道、亀田橋、赤川通、東富岡会館、旧亀田病院、八幡小を通る。ともに出発は午前9時。

 松山会長は「沿道に出てお参りしてくださる人のため、神輿渡御は続けなければならない。安全に巡行し、八幡宮に戻ることを心掛けたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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