航空機誘導「できた」 小学生が体験 滑走路ウオークも 函館空港でフェスタ
update 2014/9/14 10:17
空港や航空機を身近に感じてもらうイベント「函館エアポートフェスタ'14」が13日、函館空港(函館市高松町)で開かれた。航空機を所定の位置に誘導する「マーシャリング業務」の体験が、道内の空港で初めて行われ、参加した小学生は大興奮した様子だった。滑走路を歩く「ランウェイウォーク」も函館空港では初めて行われた。
マーシャリング業務の体験は全日空函館支店(坂元洋一郎支店長)が企画。同支店によると、大きな空港ではさまざまな制約があるため、実際の航空機を使った体験は全国でもほとんど行っていないという。
小学生10人限定で午前と午後の2回実施。午前10時半の回には50人の応募があり、抽選で参加者を決定した。制服に着替えて事前訓練を受けた後、参加者は羽田発の到着便の前に並んで立ち、大きなしゃもじ状の「パドル」を左右に動かしながら、誘導業務に挑戦した。
飛行機が無事に所定の位置に到着すると、保護者や関係者から拍手が沸き起こり、子どもたちは達成感にあふれ感激した様子だった。到着便のパイロットも駆け付け「上手にできましたね」と話した。
北斗市から参加した田中道さん(39)と大野小2年の杏佳さん(8)は「貴重な体験なのでぜひ参加したかった」と午前8時半に来たという。杏佳さんは「とても楽しかった」と満足した様子で話した。同社函館空港所の高松裕史所長は「地方空港の強みを生かして実施することができた。臨場感あふれる体験を味わってもらえたのでは」と話した。
ランウェイウォークは、事前に応募した小学生と保護者61人が参加。早朝の薄暗さが残る空のもと午前5時半にスタート。参加者は幅45b、長さ3000bの滑走路のうち約500bを30分ほどかけ、思い思いのペースで歩いた。南本通小6年の井上貴翔君(11)は、「思ったより広くて長いので驚いた」と話した。
このほか、ステージショーや制服を着て行う子ども限定の記念撮影会などがあり、親子連れなどでにぎわった。
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