函館商業高3年の和田さん日商簿記1級合格
update 2014/9/12 10:04
6月の「日商簿記検定1級」(日本商工会議所主催)に、函館商業高(川眞田政夫校長、生徒588人)会計ビジネス科3年で簿記部の和田清佳さん(17)が合格した。同科からは昨年に次ぐ2人目の快挙で、和田さんは「信じられなかったが、受かってうれしい。これからも勉強を続けたい」と笑顔を見せる。
日商簿記1級は、税理士や公認会計士といった国家試験の登竜門で難関とされている。試験は商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目100点満点で、合格には各科目の10以上、合計70点以上が必須。和田さんは昨年11月、初めて1級に挑戦したが不合格となり「6月の試験をもう一度受けよう」と決心した。今回の試験で見事合格をつかみ、リベンジを果たした。同試験は受検者数8738人、合格者数847人で、合格率は9・7%だった。
簿記部からは和田さんのほか3年生3人も受検したが、和田さんのみ合格した。「自分が一番理解力がなく、仲間に教えてもらってばかりだった」。遊びや趣味に費やす時間を我慢し、部員とともに休日も12時間以上の勉強に励んだ。和田さんは「最初から『自分には無理』と決めつけず、『できるかもしれない』と思って取り組む大切さを学んだ」と振り返る。
同部顧問の石塚和久教諭は「女子生徒での1級合格は初めての快挙ではないか」と話す。
合格を機に、卒業後は就職から大学進学へと進路を変更した。税理士や公認会計士の資格取得を目指し、今後も努力を続けていく。
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