職員給与削減効果は24億円 4年間で 函館市議会

update 2014/9/11 10:11


 函館市議会第3回定例市議会は10日、一般質問を続行。市は工藤寿樹市長就任後、2011年度から継続している給与の独自削減で、本年度までの累計効果額は特別職で7500万円、一般職で約23億4000万円となることを明らかにした。工藤市長は来年度に新たな給料制度を導入し、独自削減を終了する考えを示した。

 北原善通氏(市政クラブ)の質問への答弁。北原氏は給与削減が職員の士気低下や、民間企業の給料引き下げなど地域の経済に影響があると懸念を示した。

 給与の独自削減では、市長が11年8月から50%、その他の特別職が12年1月から20%を減額。一般職は11年1月以降、平均4・5〜6・5%の削減を継続している。削減効果について川越英雄総務部長は「経常経費の削減などで本年度は基金に頼らない予算編成ができた。職員と行財政改革の必要性について認識を共有している」と述べた。

 検討中の新たな給与制度は、6月に給与制度改革検討委員会がまとめた提言書を踏まえ、職責に応じた体系とし、川越部長は「メリハリのある給料表の構造とし、職員が意欲を持って働けるようにする」とした。

 工藤市長は「職員の努力で財政もだいぶ建て直すことができた。一般職は民間給与をより適切に反映し、年功的な給与増をやめる」とし、自身を含めた特別職給与は他都市の状況や報酬等審議会の検討結果で判断するとした。

提供 - 函館新聞社

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