湯倉神社に神兎を設置

update 2014/9/7 10:20


 ことしで創建360年を迎えた函館市湯川町2の湯倉神社(伊部宗博宮司)は、本殿の前に神兎(なでうさぎ)を設置した。大祭初日の6日、竣工奉告清祓式と除幕式を行い、なでうさぎにちなんで参加した卯年の参拝者らに披露された。

 同神社で祭っている大国主命(おおくにぬしのみこと)が登場する神話「因幡の白うさぎ」にちなみ、奉納された。愛知県産の石を使い、同県岡崎市の職人によって作られた。

 竣工奉告清祓式は、伊部宮司が祝詞を奏上して、参列者11人が玉串をささげた。伊部宮司は「参拝者がなでることで、御神徳をいただけるように祈願しました」と述べた。

 子どもとともに卯年の主婦工藤和子(38)さんは「記念式に出られて良かった。ご利益があるとうれしい」と話し、娘の朱莉ちゃん(2)は「かわいい、またなでたい」とお気に入りの様子だった。

 記念大祭は、7日は屋外で抹茶や菓子を楽しむ野だてを参加無料で午後1時〜同3時まで行う。10年ぶりとなる神宝「鰐口(わにぐち)」の一般公開や遺愛学院の生徒による書道パフォーマンスなども。8日は神輿渡御(みこしとぎょ)、9日午後8時45分からは福餅宝まきが行われる。

提供 - 函館新聞社

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