道内外の食満喫、グルメサーカス始まる

update 2014/9/7 10:20


 函館とゆかりのある国内外の都市からさまざまな味覚が集結する「はこだてグルメサーカス2014」が6日、大門グリーンプラザと函館朝市で始まった。開始前から大勢の市民らが訪れ、110のブースを回りながら、お目当ての味を探して楽しんでいた。

 大門会場には「函館と東北6県」、航空路線で結ばれる「東京・大阪・名古屋」、「開港5都市と姉妹都市」の各広場を設け、函館朝市会場には渡島、桧山の味覚が集結。開会式で実行委員長の工藤寿樹市長は「大門と朝市を行ったり来たりしながら楽しんでもらいたい」とあいさつ。函館消防音楽隊の演奏でイベントがスタートした。

 函館の各店は会場限定メニューを販売したほか、東北からは青森県内を中心に41ブースが設けられ、今年も気仙沼ホルモンや米沢牛のくし焼きなどに行列ができた。また、東京「洋食黒船亭」のハヤシライス、大阪「てっぱん焼き江上」のお好み焼きなど、本場の味を提供する店も人気を集めていた。

 北海道新幹線開業を見据えた胆振、日高管内の官民連携組織「日胆(nittan)地域戦略会議」(事務局・苫小牧市)は伊達市の「牧家(ぼっか)」とともに初出店し、乳製品やソーセージを販売。東胆振や日高地域の魅力を伝えるパンフレットを配布した。

 苫小牧市政策推進課の成田晃課長補佐は「日胆地域外でのプロモーション活動も初めて。10月後半には函館からのモデルツアーを実施する。多くの人が来る会場で、日胆の魅力を伝えたい」と話していた。

 会場を訪れた市内鍛治の女性(71)は「八戸のせんべい汁をおいしくいただきました。各地の名産が集まっていいイベントですね」と話していた。

 最終日の7日は午前10時〜午後4時。

提供 - 函館新聞社

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